55. 細部

投稿者: ゆきお

絵里がプレイした3時間のことについて、さまざまな具体的ことが、時には細部を含めて分った。

麻縄で縛られた。
いろいろな形で。
最初は服の上から。
徐々に裸に剥かれなから、最後は全裸で。
それらは鏡の前で行われ、絵里自身がその姿を確認させられた。
全身に亀甲縛りが施された。
乳房を絞るように戒められ股縄を通された。
ただし、全身を宙に吊るすようなハードな縛りはなかった。

縄で吊られなかったかわりに、革の拘束具を両手に装着され爪先立ちすれすれに吊られた。
縄は掛けられたままだった。
その姿勢で、数種類の鞭や打擲用のパッドが使われた。
絵里自身がこのとき目隠しをされていたこともあって、どれがどれだかは分からない。
打たれた時間はさほど長くなく、全体的には打つ力は軽かった。
尻、背中、胸、腹、腿などいろいろな場所をいろいろな強さで打たれた。
目隠しをされていて、いつどこをどんな力で打たれるか分からないという恐怖感で感覚が鋭敏になっていたので痛みも最初かなり鋭く感じたが、実際には耐えられないような痛みを与えるものではなかった。
耐えられないような力で打たれたことも時にあった。
大きな叫び声が出ると、その強さであと打たれるのはあと1、2度ほどで、それ以上続けてその力で打たれることはなかった。
乳首を金属の器具で挟まれた(洗濯ばさみのようなものかと思ったら、後から見せられたところ、ネジのついた金属の器具だった。)
痛かったが数分で外された。

プレイ専用の椅子に開脚で固定された。
胸に縄を同じ縛で締め直され、開脚したまま腿、足首を重ねるように縛られた。
全裸なので恥ずかしかったが、目隠しをされていて、羞恥心は少し和らいだ。
そのまま羽根ペンの両側で執拗とも言えるほどに、頭から爪先まであらゆる場所の性感をチェックされた。
酷く濡れ、最後は半狂乱になった。
そして、クリトリスへの羽根ペンの先の僅かな刺激によって達した。
その状態で何度かの休息をおいて指による愛撫がさらに執拗に続けられた。
乳首をまた金属の器具で挟まれたが今度は先ほどより挟む力は弱く、耐えられないほどのものではなかった。
ヴァギナの中に指が挿入された。
指1本の挿入による探索が思いがけないほどの長さで続いた。
そして指が2本になってそれがまた繰り返された。
挿入された指はゆっくり、ヴァギナのいろいろな部分を探索するように動かされた。
そのことによって激しく高ぶったが、指の激しい動きでいかされるようなこと(いわゆるGスポット責めのようなもの)はなかった。
ほとんど同じ拘束の格好でポジションを直されると、男の身体が股間に割って入り、ペニスで犯された。
その間最後まで目隠しをされたままだった。

徐々に紡ぎ出される絵里の話しをまとめると3時間の間に起きたことは以上のようだった。

こうしたことを絵里は、私の求めに応じて細部にいたっても語ってくれた。
一つのシーンが語られるたびに、私も絵里も激しく興奮した。

官能の言葉とそれによって引き出される行為の悦楽に二人とも夜な夜な酔った。

しかし私は、酔いながらも、漠然と、その語りの中に何かが欠けているように感じた。