74. 叱責

投稿者: ゆきお

「ゆきおくん

やっぱりだめでした。
私に失望しないでください。
私だけで決められることではないので。

小野寺さんには、ゆきおくんの気持、そしてそれが私たちのためだと言うことを、私になりに説明しました。
かなり話し合いましたけど、これ以上は無理。

理由は、契約書の内容です。
何故これを変えていけないかについては、小野寺さんのかなり強い説明がありました。

何ぜ、変えてはいけないか、特にここの部分を変えてはいかという点については、私のフィルターを通した説明では曖昧になるかもしれないので、小野寺さんの意見を引きながら説明します。

小野寺さん、それは考えが軽率だって憤慨してる。
きちんと書いた契約書を交しているのはこんなことが途中で起きないようにとのため、それはお互いのためだし、特に私のためだって。
変更についての附則の11条、物理的な問題とか生活、職業上の問題、精神的にどうしようもない部分とか、どうしても変えなといけない必要があるときのために入っているのであって、好みやそのときの欲求で変えることができるんだったら、なんでもなし崩しになってしまう、ということ。
自分のほうからも、プレイの内容を臨機応変に変えるために改訂を持ち出してきたらどうするんだ?って。

第4条について言えば、自分としても撮影して、プレイの後の記録として楽しみたいけど、禁止の義務を入れたのは、まず私からの申し入れだったし、それに、仕事上のパートナーとしての私の保護のためを考えたから賛成したって。
ネットを通してプレイベートな写真が流出してまう事件は最近絶えない。
一度撮ってしまった以上、どんなに本人が気を使って保存していても、事故はありえる。
だからそれを100%防ぐには「撮らない」という原則を貫くしかない。
『あなたの彼氏はほんとにあなたのことを、ちゃんと考えているのか』とまで言われた。

どっちの点についても、言われてみれば、確かに私たちのほうが軽率だったのかもしれない。

私に向かって、あなたの彼氏のコンピュータ、 ウィルスに感染していないか、怪しいファイル交換ソフトとか入れてないか、確かめたほうがいい、とまで言われた。
自分も大事な写真を送ったんだから、そこはちゃんとしてもらわないと…って。
私と同じで彼もMacだし、それに交換ソフトなんか使うような人じゃないって、もちろん君の名誉のために言ったけどね。

参考の写真を送ったことについては、最初のreadmeを読むものだと思ってたから、もし、騙されたような気持ちになったら謝罪するけど、そういう意図はなかったのは理解してほしいって。

そんな感じで、もうこれ以上議論は無理。
という、こっちのほうの事情も考えてください。

ただし、情報管理をちゃんとする条件で、興味があったら参考資料とかもう少し追加してもいいとのこと。

明日帰ってからゆっくり話しましょう。
メールだけでは書けないこともあるから。

ごめんね。

ちゃんと食べてね。

絵里」

読み終って、それを一番避けたい相手から、叱責された、それも倫理的に叱責されたという思いが心の中に苦く広がった。