174. 日付

投稿者: ゆきお

1つめの動画を最初から再生しなおす。
最初のシーンに、2つめの全部の動画が終って気になっていた目当てのものがあった。
いったん止めてメモした。
再生を続ける。
早送りできないので、次のシーンに切り替るまで待つ。
冒頭にまたやはりあった。
止めてメモする。

20xx-xx-xx と並ぶ8つの数字から成るものが日付を表わすのはは明らかだ。
時刻はない。

次のシーンの冒頭も。

一つの一つのシーンの冒頭にそれが撮影された日付けを入れたタイムスタンプだと解することができる。

画面の左下に0.5秒ほど小さく現われてすぐ消える。
どうも、ビデオが撮られた際に自動的に入る種類のものではないようだ。
ビデオの画質はシーンによって違うものがあり、機種の違いや、近年の短期間の間の機器の技術の進歩を感じさせるものもあったが、日付の文字の視覚的印象はは撮影の画質によらず一定しており、小さいながらとら判読するのにさしつかえない鮮明さを保っている。
複数の動画を一本に編集する際、後からそれぞれの冒頭のみに小さく入れたものだろうと理解した。
タイトル的に別画面で入れていないところを見ると、すでに編集れたものにテロップのようにかぶせたのかもしれないと思った。

おのおの30分近くの動画を最初から見て、すべてメモしおわった。シーンについての簡単な覚えもつける。

動画A
1: 20xx年5月xx – フェラチオその1
2: 7月xx – ディープスロート。
3: 10月xx – ディープスロート。濃やか。精飲。親しげな雰囲気。
4: 20xy年(翌年) 12月xx – 扇情的な衣服(ピンクのマイクロミニ)。第三者。恍惚とした表情のフェラチオ。

動画B
1: 20xx年5月xx – 蝋燭1
2: 20xx年9月xx – ローターと。反応の指示。最後は蝋滴によるオーガズム。
3: 20xx年12月xx – ネイル。穏やかな反応。蝋滴によるエクスタシー状態。

動画をダウンロードして保存するやりかたはどうしても分からないが、スクリーンショットを要所要所でとった。
前回それを後回しにして翌日やろうと思ったときにサイトに入れなくなった苦い経験から学んだ。

具体的な時間の流れとともにそれらのシーン、佳美の変りかたを考えると、動画のもたらす胸騒ぎがいっそう増す。
彼女の表情一つ一つの奥にある行為の積み重ね。

絵里のプレイがはじまって今度で3か月。
そしてあと2か月。
いや、フェラチオや蝋燭が導入されたのは前回、1月前のことだ。
そして佳美には絵里とは違って月一ではない頻繁なプレイの積み重ねがあるはずだ。
が、前回のときに絵里は小野寺の精をすでに口に受けている。
そして、蝋燭では指の刺激とともにオーガズムに達している。

スクリーンショットを見ながら、絵里は今どこにいて、どこへ行くのか、何度も思いを反芻した。
そして今現在、向こうで絵里はどんなプレイをどんな表情でしているのか。
絵里の爪は赤く塗られているのだろうか。

さらに情報を総合しようと、メールが来たときに一番最初に開いた親ページに戻った。
6枚の写真と短い動画のサムネール、二つのページへのリンクのあったところだ。
もういちどその写真と動画を見る。
こちらにはタイムスタンプに類するような手掛かりは何もない。
日付のはっきりしている動画のシーンと比較しながら、時期を同定しようと試みる。
うまくはいかないが、髪型などで、2つの長い動画で言うと初期のものに属するように思えた。

外部の佳美のサイトの6枚の写真を確認する。
動画とダブルものはないが、雰囲気の近いものはあり、こちらは初期から後期をカバーしているように思えた。
が、それ以上の手掛かりはやはりない。

もう一度「Y美の記録」の親ページにもどり、ほんとうに他の動画や写真のリンクはないのか探してみた。
が、やはりンクは2つだけだ。
これ以上何も手掛かりがないと思いかけたときに、はるか右下にwebmasterとだけ書かれた文字があることに気がついた。
一般のサイトによくあるもので無意識に見落していたようだ。
下線はないがカーソルを当てるとリンクになっている。

クリックすると、驚いたことにこちらのPCのメーラーのウィンドウが開いてきた。
メールアドレスのリンクだ。
メーラーの送付先の欄に t_onodera@xxx….com の文字。